中国で、クレジットカードが使えない!という事態になり、大変困ったというお話です。
・・・
業務で中国に出張することがありました。
初めての中国。色々と教えてはもらうものの、分からないことだらけ。
なんせ、中国です。
とにかく信用できない、何が起こるかわからない。
そんな中国での「クレジットカード」に関する体験談から、皆様に事前準備すべき事をお伝えします。
まさかの事態に備え、準備は大事。。。
あなたが中国旅行をする際にも、是非とも以下に記載の準備をして不安をぬぐっておくことをオススメします。
銀聯(ぎんれん)カードをご存知でしょうか
さて、初めての中国旅行です。一通り必要な物は揃えたが、とにかく不安だらけ。。。
出張が決まった直後は特に焦って調べまくりました。
気になったのが、「クレジットカードが使えないところがあるよ」との話。
…いや、、、困るっしょそれは。。。
当然、日本でも小さなお店では今でも使えませんから、そんなイメージであろうことは想像できます。
よくよく聞いてみると、最近の中国はスマホでの電子決済が爆発的に普及して、クレジットカードどころか現金すら使わないようで。
これはどうやら「元々現金の信用度が低い=偽札が横行している」ことと「電子決済の仕組みがスマホで完結できるという容易さ」があるようです。
僕もEdyやSuicaを多用しているので便利さは理解しています。
ですが、日本人が中国のスマホ決済(アリペイやWechatペイ)を使うのはかなりハードルが高そうなので、今回は諦めました。
代わりに見つけた情報が「銀聯カード」と言うもの。
「ぎんれんカード」と読みます。読めぬ。
見たこともない漢字なんですけど。
なんとなく怪しい感じがしますが、じつは日本国内でも使えるところが増えています。
なぜか?
それは中国人の旅行者が日本で使うから。
こんなマークが日本でも見られます。
「Union Pay」と記載がありますが、これが銀聯カードです。
街を見わたすと意外にも多くの場所で見つかります。
日本で言うところの「JCBカード」ですね。
その中国版。中国で発行されているクレジットカード。
VISA、Master、JCB、UnionPay
人口比から考えてもJCBより発行数が多いんじゃないでしょうか。
念の為、準備をしてみた。
そんな銀聯ですが、中国系の銀行で発行するわけでもありません。
日本のカード会社で発行できるんです。
僕が知る限り、
・三井住友カード
・三菱UFJニコス(MUFG)
・リクルートカード
で発行出来るようです。・三菱UFJニコス(MUFG)
・リクルートカード
◇ 三井住友では、単独のカードとして申込みが可能な模様。
◇ MUFGでは、カードによっては保有カードの追加カードとして発行可能
(カードによっては発行料必要)
僕はMUFGカード利用者なのと、追加カード発行が無料で出来たのでさくっと申し込み。
あっという間に到着しました。
まぁ、見た目には普通のさらっとしたカードですね。
とりあえずは、もしものための保険程度に持っていくことにしよう。うん。
いざ、中国に出発!
広州に行きました。
どひゃーでかい。大都会。
うるさい。
車の運転ひどい。
高層ビルはすごいのに、道路ガッタガタ。
さすが中国。
テキトー国家。
ちょっと外れるとスラム。
案外、治安はイイ。
メシも食える(中身に若干の不安はあるが)
お腹は壊さなかった!(胃腸は弱い方です)
なんとかなる!
ま、現地の人にエスコートしてもらっているという事もありますが、それなりに生きていけそうです。
夜の景色。PM8:00くらいですが、人は結構います。
裏道に入っても怖い感覚は無かったです。
さて、ホテルにチェックイーーン!
…
前でクレカでの決済処理をしている欧米人がトラブっている。。。
どうやらカードが通らないらしい。
欧米人「ちゃんと使えるハズだ!ちゃんとやってくれ!」みたいな。
ホテル「このカードでは何度やってもダメです」みたいな。
そんなやり取りをずっとやってる。
おぃおぃ。。。だいじょうぶかーーー!?
あ。
あ?
良くみたら、そのカード割れてますね。
磁気カードの端っこが割れてブラーンってなってますね。
無理だろ!
欧米人のおっちゃん、それは流石に無理だ。後にしてくれ。
僕はといえば、何事もなくVISAで決済完了。
なんだよ普通に使えるじゃないか。
文句があるとすると、デポジットが高い!
取り過ぎじゃーーー!(帰ってくるけど)
中国の田舎に移動をする
数日を広州で過ごし、次の目的地に移動。
そこは、いわゆる地方で、国内線しか飛行機も飛ばないようなところ。
とはいえ、空港はあるんだぞ的な。あえて何処とは言いません。
ただ、広州とはずいぶんと様子が違う。
なんか色々古い。
まずタクシーでやられました。
小さい!
クルマが小さい!
僕、Lサイズのスーツケースで行ったんですよ。
滞在1週間以上だったし。
で、広州ではタクシーのトランクルームに普通に入ったんですよ。
だがしかし、しかぁーーし
あかん。ここはあかん。すべてのタクシーが同じ車種(Citroenの何か)でカローラより小さいサイズなの。プラッツとかフィットアリア的な。
スーツケースが入らない!
天然ガスのタンクも積んでいるため、更に入らない。
しょうがないから室内に載せて、人間もスキマに乗り込む。
まって!
こっち3人なんだけど!
漫画のような状態で座る。
泣きながら入り込んだはいいが、シートベルトが壊れている。
しかもドアが完全に閉まりきっていない。(開きそう。)
落ちるわ! 死ぬわ!
この状況で、ジェットコースターのような運転。
ダメだろ。。。
日本に帰りたい。。。(泣)
タスケテ。。。
銀聯カードに救われる
そんな恐怖体験をしながらも、なんとか生き延びました。
この地のホテルの支払いでも難なく切り抜け、無事帰国の日がやってまいりました。
上海経由で帰る旅程、10:45のフライトに合わせ、10:00少し前に空港着。
まぁ、国内線かつ小さな空港なのでこんなものでしょう、という時間。
おっと、
なかなか混んでいるな。
外国人(中国人ではない人たち)もソコソコいますね。仕事でしょうか。
ガヤガヤとうるさいなか10分ほど待ってカウンター着。
事前に旅行会社で便の手配をしているので、パスポートを渡せばチケットが貰えます。
はい
チケットゲットー。
さぁ、いこう、か、、、な。
ん?
なんか職員(結構かわいい)が何かモゴモゴ言っている。
中国語わからんわ!
どうやら、チケットに記載のパスポート番号が間違っている、と。
記載ミスじゃん?下一桁の一番違いだよ?
良くない?いいじゃん手で書き直してよ。
だめなのおおおお??
ダメらしい。飛行機に載せられないと言っている。
おいまて。
上海行きは2日に一回しか飛んでないんだぞ。
ちょw
このチケットをキャンセルして、今すぐこの場で買い直せばOKだと。
おうおう
解決策があるなら早く言ってくれ。
もう10:20なのよ。
買う買う!今すぐかうよ、お姉さん!
これで!
(シャキーーン!と、VISAカードを出す)
お姉さん「あ、ダメっす。ウチ、VISA使えません」
お姉さん「電子マネーか、現金でよろしく。ニコッ」
「ニコッ」じゃない!
最終日に航空券買うような現金あるわけなかろうて。
ましてや電子マネーとか。Suicaでいいのか?
チキショー!
もう10:30なんですよ。
ココで思い出した。
ある準備を。
恐る恐る出してみる。
「銀聯カード!どうなの!?これならどうなの???」
お姉さん「あ、これは大丈夫よ。ニコッ」
やった!助かったよお姉さん!謝謝!
まさかの備えに救われた!
こんなところで使えた!
そもそもパスポート番号がチケットに記載されてるなんて、この航空会社だけじゃないだろうか。
ほとんど遭遇しないであろう状況ではありますが、持っていても絶対に損は無いかと思います。
備えあれば憂いなし。海外でのトラブルなんてほんと怖すぎる。
中国旅行へのお供に、銀聯カード。
お忘れなく。。。
そんなドタバタ劇の実録、でした。
今回はここまで🐕
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