2020年2月15日土曜日

ブレーキの踏み間違い事故





ここ数年、ブレーキの踏み間違いと思われる暴走事故が多発しているようで、色々とニュースに上がっていますね。
「プリウスロケット」なんていう悪しき言葉まで出来てしまいました。
大きな人身事故も話題に上がっていますが、これは氷山の一角でニュースにならない所でも沢山の同様の事故が起こっていることは想像に難くありません。

なぜこんなことになっているのか。

世間では、
 ・特有のシフトレバー
 ・ブレーキの配置
 ・加齢による判断ミス
などが、主な原因とされていますが本当にそうなのだろうか。

単純に普段からブレーキを踏みすぎているのだと僕は思う。
しかもそれは老人特有の経験が起因するものだと確信しています。
そんな可能性について書き記してみます。


ハイブリット車などのシフトレバー



たしかに、プリウスを始めて運転したとき悩んだ。


「何なのこのシフトレバー?」が第一印象。
そして使い方が全然イメージできない。おもちゃのような使用感。
しかもパーキングポジションは別のボタン[P]
電子パーキングブレーキボタンじゃないよ、ゲームでいうキャンセルボタンだね。
わかりにくい!!

しかし今や電気自動車など、国内外メーカー問わずこのタイプが主流となってきています。いまだに気持ち悪いけど慣れといえば慣れ。

操作感は軽いので力も必要ないし、小指一本でも動く。
楽だ、といってしまえばそれまで。

レンタカーならいざ知らず、自分の車として普段使いしていれば間違えるなどないでしょう。シフトレバーが事故要因とは思えないなあ。


ブレーキの配置



ブレーキやアクセルの配置は運転するうえで、まず一番に気にするところですね。
僕は社用車で色々な車に乗りますし、レンタカーも借りる。
その中で踏みにくいと感じる車は確かにある。

特に「軽自動車」。これは劣悪。
小さいんだからしょうがないケドね。
でも軽自動車の暴走はあまり聞かないな。話題にならないだけかな?

普通車でいうと、ブレーキの位置がやたら手前に感じるものがある。
逆にアクセルが遠い。
こういう車が一番嫌いです。なぜって、動作が遠いから。
ブレーキを踏むたびに、太ももから使って大きく足を動かさないとブレーキへの移動ができない。
これは年寄りには辛いんじゃないか、というのが僕の持論。
動作も遅れるし、踏み間違える確率も上がる。


加齢による判断ミス



加齢要因は否定できない所でしょう。
でも、この「年齢」という所に少し違和感を感じています。

判断力が低下しているから間違える。パニックになる

ということでしょうが、本当にそうだろうか。
いや、そういう部分が根本にあることを否定はしないけどソレ「だけ」なのかと思うのです。

妄想を膨らませてみます。


(本命はコレ)ブレーキの踏み方



みなさんはブレーキを踏むとき、どんな風に踏みますか?
力いっぱい踏み込みますか?

他人のことは分かりませんが、少なくとも僕はかなり「緩く」踏みます。

運転の際
加速アクセルON
 1.ある程度の速度からは惰性で走行(アクセルは軽く載せる程度)
 2.外的要因(交差点が近づく、他の車の動作がある・・・)があるとアクセルから足を放し、ブレーキの上に移動・・・どちらも踏まない

ブレーキの際(上記状況から)
3.止まる必要があれば軽くブレーキをかけ徐々に速度を落とす。
4.前車などとの距離感を見ながら踏み込み量を変える(踏んでも50%程度)
5.速度が下がるにしたがってブレーキを緩める
6.完全に止まったらブレーキをしっかり踏み込む(80%程度)
    いや、ここでも軽いかもしれん。

5をやらないとガックンって止まって同乗者には迷惑になりますからね。

要は、力いっぱい踏み込むような状況は日常的に存在していない
そう感じています。

ではなぜ高齢者の暴走が起こるのだろうか、と。
これには一つ心当たりが。

現在の車は上記3のような踏み方で確かに減速することができます。
しかし、30年以上前の車ではそうではなかったはずです。

なぜなら今はパワーアシストのブレーキが採用されているため、軽く踏めば止まる。
パワーステアリングがあるから片手でもハンドルを回せる。

ところが30年以上前にはそんなものはありません
当時の車は、とにかく「力いっぱい使わないと動かない、止まらない」代物。
そのころ現役だった今の70歳以上の人にとっては、そういった車の扱い方が体の芯に染み付いているのではないだろうか。

つまり、普段からも目一杯ブレーキを踏み込んでいるクセが付いているのではなかろうか。
そのために緊急時に焦ったときに間違えてアクセルを目一杯踏んでしまい、負の連鎖が発生しているのではないだろうか。

そもそも僕らは通常ブレーキを思い切り踏むような習慣がないんですよ。
そこが大きな違いではないだろうか。


ドライビングポジション



気になるもう1点がドラポジ。
僕の同僚にもいるのだが、恐ろしくシートを前に寄せる人。
ステアリングにしがみつく位。

こういう座り方は見てて怖い。

これは、右足の動作がかなり制約されてしまうので、危ない。
しかも力を込めるような動きがあった場合、引き戻すことが難しい姿勢だと感じる。
ステアリング操作も含めてね。

ロケット事故を起こしている人たちのドライビングポジションがどうであるかは定かでないけども。

適正とされるドライビングポジションとなるような運転の仕方をすべきだと思います。
変な形に強制されてしまう前に。。。


アクセルペダルの提案



そうはいっても咄嗟の状況でパニックになったらどうしようもないのかな?

人が運転する以上しょうがないというのであれば、アクセル側を変えれば良いのに、と強く思う。

こんなアクセルペダルにしたら?
・ある程度の脚力までは通常のアクセルとして作用
・踏み込み力30kg(例)までは一定の位置でペダルが止まる(0~90%)
・踏み込み力30kg(例)を超えたら、2段目の位置に踏み込めるようになる
 と同時に燃料カットが入る。
・アクセルを完全に離すとリセットされる


どうせバイワイヤの時代なんだから設定するのは簡単だと思うけど。
自分の身の回りで巻き込まれるようなことがあったらイヤなので、対策は進んでほしいな。



今回はここまで。


※妄想コラム※
このページの内容は、ある程度の客観的情報をもとに独自の切り口にて世の出来事やあり方を風刺する個人的妄想を書き記しております。

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